京都のステキなお店「後院上ル」、そこで得たもの
ふじさわです。
ブログ開設が遅くなり、先に案内した友人たちには申し訳なかったです。
世間はお盆休みに突入しますね。
7月下旬。
引っ越しの荷物もほどき終えてないうちに家主さまが尿道結石を体内で作り出し、錬金術師に転職したため家の中がライブハウスのような状態でございました。
初犯のくせに熟練の錬金術師ばりに激痛が数日ずっと続いたそうです。
彼氏ガチャでSR王子様カード引いたはずが、おじい様カードでした。
そんなわけで。
ぶっ続けの介護+重たい段ボールを運んだせいですっかり背中のスジを傷め、整骨院に通い中です。
(それすらも行く暇がない)
広島のお店を紹介する前にまずは、こちら。
阪急の四条大宮駅からふじさわの短い足で10分ほどの路地にあるお店。
最初は、京阪の清水五条にあるこちらにふらっと立ち寄ったのですが。
そこに置いてあったオシャレなお店のカードデザインに惹かれ、行ってみました。
聞いたところ、「にこみや」から独立した店主が「後院上ル」を開業したんだとか。
広島に移住するまでの短い間でしたが。
平日の真っ昼間から現れる、ぬいぐるみ持参の危ない客だったせいか、優しい店主にすっかり顔を覚えていただきました。
(何されるかわからないもんね!)
シャリキンは家庭でも簡単に作れるパウチタイプが売っていますが、店主に聞いたところパウチは使わず、自分で凍らせて作っているそうです(その方が美味しいとのこと)。
ふじさわも自家製シャリキンには興味があるんですが、家で生産しだしたらアル中一直線の未来しか見えないため、「家で焼酎」は手を出していません。
独り飲みは気楽で楽しいのですが、なかなかたくさんの種類の食べ物を頼むことができません。
最初「まあ、冷奴から」と思って「トウフ」を頼んだところ出てきたのがこちら。
豆腐があっつい。
(皿が持てないほど!)
そして豆腐の表面には黄色い……カラシっ!?
どういうこと?
(しくじったなぁ……辛いの苦手だし、この暑いのに熱々の豆腐とか……)
そう思いながら食べ始めましたが。
この、豆腐の上に塗られたカラシがクセになるんですよ。
辛くてたまらないんだけど、カラシを箸で削いでしまうと物足りないんです。
カラシ、たっぷりのネギ、おかか、ダシ醤油。
すっかりトウフのファンになってしまいました。
トウフを求めて、他に用もないのに四条大宮まで行くただの中毒患者になりました。
そして広島に移住して、ふじさわは立派な後院上ルロスになりました。
「後院上ルのトウフ食べたいよおおぅぅぅ」
泣いても広島に2号店は出してくれそうにないので、自分で作ることにしました。
試行錯誤しました。
最初はしょうゆごとレンジしちゃったりとか(煮詰まってしょっぱい!)。
豆腐をレンジであたためたのは初めてでしたが、あたためすぎてスが入ったり、レンジの中で小爆発を起こしたり、なかなか大変でした。
家主さまはこの材料で「へぇ、カラシって温かい豆腐に合うんだね」って気に入ってくれたのですが、ふじさわは「何か違う……カラシがこんなんじゃなくて、おでんについてくるようなヤツだよなあ」と思いました。
チューブのカラシをバターナイフで頑張って塗っても、なめらかじゃないんですよね。
「カラシ 豆腐」でググってもそれっぽいのはないし……
そこで、料理が得意な友人のおかんに写真を送って、電話で相談したところ。
「それは、チューブのカラシじゃなくて粉のカラシを水で溶くのよ」
あの、缶のヤツか!
おかんはレシピを聞いて、「やだその豆腐、おいしそうじゃん♪」と、その夜に早速アテに作ったそうで。
「粉を買いに行くのが面倒だったから、チューブのカラシを白だしで溶いてみたわ」とのことです。
というわけで、トウフ再現リベンジ!
家主さまの、備前焼のおちょこを拝借。
これだよ、この黄色と柔らかさだよ!
完成!
家主さまもカラシでツーンとしながらも「これ、毎日でもいいね」とのことで。
移住して見事に肥えたふじさわ、夜はお米を食べずにこのジェネリック豆腐が主食になっています。
私「これを『後院ヤヤ上ル豆腐』としてクックパッドに投稿」
友人「(*'ω') 出禁になるよ」
最後の日に、お菓子と「こちらをどうぞ」とサービスで一品いただきました。
北海道の田舎者が、京都でなじみの店ができるという幸せな体験をさせてもらえました。
an anにも掲載された(買いました)、このお店「後院上ル」。
優しい店主とお手頃価格で美味しい料理が恋しくなります。
京都に戻ったときは絶対また訪ねようと思っております。
またぬいぐるみ持参ですけど出禁になっていませんように。